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オリーブの移植、どうする?

突然ですが、自宅の裏庭に小屋を建てることになりました。何年も前から構想はあり、沢山集まった本をその小屋に収納して、「図書小屋」として楽しむつもりでした。基礎までは何年も前に夫が準備していたのだけど、その後全く手つかずの状態。それが先週になって、急に思い立ったのは、3月11日の大震災直後、1週間ほど山形に住まう両親を呼び寄せた時、両親のための個室として、もう一部屋欲しいな、と思ったから。今が腰を上げる時期だと、夫も私も思ったのです。

先週は両親にも手伝ってもらい、小屋を建てる場所に山積みしてあった資材を片づけ、伸び放題だった草を刈り取りました。そして、息子や娘にも手伝ってもらいながら、いざ柱を立ててみると、庭にずいぶん日陰を作ってしまうことが分かりました。急きょ計画変更。当初予定していた南側ではなく、北側の角に小屋を建てることになりました。

そうするとひとつ問題があります。小屋の壁がオリーブの木の際まで来てしまうのです。小屋に枝葉が掛かるのはあまり良くないし、木の方も、風通しや日当たりが悪くなってしまいます。
このオリーブは、岡山県牛窓を旅した時に縁あって持ち帰ったもので、小さな苗から育て始めて10年。定植してからでも5年ほど経っており、枝振りも良く、とても大きく育っています。今では、わが家のシンボルツリーのような存在です。この木の移植を検討することになったのです。
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植物の移植はよくやるけど、こんなに大きくなった木の移植は未経験。そこで、庭仕事のプロに相談することにしました。

とりあえず昨日は、小屋を建てる場所を片づける作業。北側の角に置いてあったコンポストを移動し、腐った部分を直しながら、堆肥を積み替えました。基礎に敷き詰めた石を掘り起こして袋に詰めたり、堆肥を鋤込んだり。天気も良かったので、外で力仕事をしていると汗ばむくらいでした。
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そして今朝、移植したいオリーブを実際に見ていただきました。すると、ここまで大きくなったオリーブを移植するのはリスクが大きいということ、もちろん素人では難しいし、プロでもふたりか3人がかりだということでした。また、重機を使うと費用も跳ね上がります。その他いろいろ話を伺った末、木の移植はいったん保留し、小屋の位置や形を検討し直すことになりました。

夫は先ほどから、小屋の構想を練り直しています。はてさてどんな風になるでしょうか。大変だけど、もう一度考え直すのもワクワクするものです。

3月も、もう終わるのですね。畑の向こうに見える梅の木が満開です。庭のムスカリも紫の花穂を空に突き出しています。クリスマスローズや原種のシクラメンも花盛り。カタクリやスイセンもつぼみをふくらませています。いつの間にか、春がやってきていました。
by ippuku-kousaku | 2011-03-30 12:32 | ヒロのメモ帳

生命線をつむぐ暮らし


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