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いっぷく豆日記 vol.11

夢:昆虫「モニカアオイ」について


いきなり地味な1枚の紙の説明書が目の前にある。
それは小さく折りたたまれていたらしいたくさんの折り目が付いている。
「モニカアオイ」という濃い紺色の染料の原料となるムシについての説明書。

エサとなる植物を育てた上でその葉の上に小瓶に入っている液体を一滴ずつ置いていく。成虫は真っ黒なアブのようなムシ。2世代くらい育てると相当な頭数になり、エサとして栽培している植物も食い尽くす形になるので、その時点で捕獲して使用するとある。

半ば余り意味のなさそうな養殖方法をイメージさせる模式図が大きく書かれていて、最後に成虫、幼虫、卵、死骸を含めてミキサーのようなもので粉砕し、磨り潰して染料として使うと簡単に書いてある。しかし、全体の0.04%が作物の根を通じて土中に残り、想定外の繁殖をして他の農作物に被害が出ているという報道も同時に耳にする。

20141020(て)


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この話を聞いたとき、「五倍子」のことを考えました。五倍子(ごばいし)、別名フシ(付子)は、ウルシ科の落葉小高木である薬用植物ヌルデの別名です。ヌルデの若葉などに一種のアブラムシが寄生し、その刺激によって植物組織が異常な発達を起こして出来たこぶ状の突起のことで、その虫こぶを染料として用います。五倍子はタンニンを多く含んでいて、鉄媒染で紫色に染まります。

 五倍子の方は植物染料ですが、ムシが関わっているので連想してしまいました。念のため「モニカアオイ」をネットで検索しましたが、見つかりません。本当に実在しないのでしょうか。夫の夢はあまりにもリアルで、不思議です。(ひ)


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by ippuku-kousaku | 2017-03-16 09:36 | いっぷく豆日記

生命線をつむぐ暮らし


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