散歩の帰り道、おいしい酒かすに出会う
私の木版画やポストカード類をいっぷく亭にも置くようになって約七年。食後にポストカードを何枚か買い求めてくださった方、壁に掛けた作品を額縁ごと買ってくださった方、自分用の額縁を注文してくださった方…、いろいろな出会いがありました。先日は、店内に掛けてあるカレンダー(いっぷく通信のふろく)に興味を持たれたお客様が、カレンダー付きの最新号を買って帰られました。夫からその話を聞いて喜んでいたところ、後日その方からメールが届き、「かんじんのカレンダーが入っていませんでした」とのこと。(ああ、やってしもた〜!)すぐにお送りするため住所を伺うと、何と「ならまち」にお住まいということが分かり、近くなので直接お渡しすることになりました。
そのご夫妻は独自の手法による珈琲焙煎所をされていて、珈琲飲みとしてはそちらにも興味がそそられます。ちょうどお店の定休日だったので夫とふたりで伺い、まずはカレンダーをお渡しし、珈琲談義もたっぷり聞かせていただきました。これも何かのご縁でしょうか。
その帰り道、散歩しながら立ち寄った奈良漬け屋さんで「豊祝」の酒粕に出会いました。「豊祝」は奈良の地酒。
以前、酒屋さんの立ち飲みコーナーで試飲したとき、とても美味しくてビックリしたことがあります。あのお酒を絞った酒粕ならと買って帰ったら大正解。しっとりとお酒が含まれていて、酒粕自体に甘みがあって、いつも食べているのとは全然違う。夫もそれは同感で、ふたりでこの酒粕を味わいながら、ホクホク顔になりました。
入れ忘れたカレンダーを届けることから始まった散歩でしたが、行き当たりばったりに楽しくて、ええ感じの締めも出来て、めでたしめでたしでした。
(ひ)20200324
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by ippuku-kousaku
| 2022-02-24 14:15
| いっぷく豆日記